ファンが押しかけ大迷惑…『死霊館』のモデルとなった家のオーナーが監督らを訴える
ジェームズ・ワン監督のヒット映画『死霊館』(2013)のモデルとなった家のオーナーが、映画のせいで迷惑をこうむっていると米ワーナー・ブラザースとワン監督を訴えたとEW.comなどが報じている。
同ホラー映画はアメリカで多くの超常現象を解明してきた研究家のエド&ロレーヌ・ウォーレン夫妻の実体験を基に描いた作品。ロードアイランド州にある家に引っ越した家族が奇怪な現象に悩まされ、ウォーレン夫妻に助けを求めるというストーリー。
この呪われた家のモデルとなった家に住んでいるノーマ・サトクリフさんとジェラルド・ヘルフリッチさんは、このような映画が製作されることは聞かされていなかったと主張。映画が封切られた後、家を訪れる人が後を絶たず、「安心して眠れない、脅迫を受けた、将来的に誰かが破壊や暴力行為に及ぶのではないか」と不安な日々を送っていると訴状には書かれているという。
サトクリフさんとヘルフリッチさんは1987年にこの家を購入して以来、映画が公開される2013年まで何の問題もなく、平和に暮らしてきたそう。逆に映画のせいで住みにくい家になってしまったようだ。サトクリフさんたちは、ワーナー・ブラザースとワン監督のほか、映画関係会社、および私有地に不法侵入した人たちも訴訟に含めている。(澤田理沙)