ジョニー・デップ、オスカーいらない!ノミネートならOK
最新作『ブラック・スキャンダル』(日本公開2016年1月30日)では実在のギャングを演じているジョニー・デップが、英BBCに対して、オスカーを受賞しなくても良いとする自身の考えを明かした。
『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』や『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』などで何度もアカデミー賞にノミネートされているジョニー・デップ。しかし意外なことにオスカーを受賞したことはまだ一度もない。ただ彼は「ノミネートされるだけで十分」らしい。
ジョニーは主演映画『ブラック・スキャンダル』のプレミアが行われたロンドン映画祭でのインタビューで、「(受賞やノミネートされることによって)映画が多くの人に注目され、観てもらえる」ということや「努力した人が認められる」というのは良しとしながらも、「自分はいままで受賞したいと思ったことはない」と述べた。
なぜなら「受賞したいと思うことは、自分を誰かと比べるということ。僕は誰とも競わず、やるべきことに集中し、やりたいことをやる。たまに文句を言う奴がいても、別に気にしない」とのこと。受賞できない負け惜しみにも聞こえかねないこの台詞だが、ジョニー・デップ、その人が言うとただ納得し、かっこよさにしびれてしまう。最新作では、FBIも制御できないほどの権力を持つギャングを演じているジョニー。誰も制御できないほどの魅力を持つジョニーは、どんな演技で観客を魅了するのだろう。(編集部・海江田宗)