橋本環奈、自分らしい星泉になれた!『セーラー服と機関銃』撮影現場レポート
弱小ヤクザ・目高組の組長になった女子高生が主人公の大ヒットシリーズ最新作『セーラー服と機関銃 -卒業-』の撮影現場が8月12日に報道陣に公開され、弱小ヤクザ・目高組の組長という過去を持つ高校3年生の星泉として重責を全うした橋本環奈が、「一応自分らしい星泉にはなれたかなと思います」と充実した思いを語った。
橋本が映画初主演を果たす本作は、相米慎二監督の『セーラー服と機関銃』(1981)のその後を描く作品。敵を機関銃で襲撃する大事件を経て組が解散した後、今は商店街で経営する「メダカカフェ」で店長として普通の女子高生らしい日常を取り戻していた星泉に、再び危険が忍び寄るさまを描き出す。
クランクアップを迎えたこの日は、機関銃を手にした橋本が閑散とした商店街を組員と共に闊歩するシーンや、叔父を殺した浜口組の襲名式で機関銃をぶっ放すシーンが撮影された。前田弘二監督とスタッフとの入念な打ち合わせで銃の構え方を確認する橋本は、報道陣が入っていることにも気付かないほど集中しており、振り返った瞬間にその存在に気付きびっくり。
機関銃シーンはおなじみの「カイカン」を言うバージョンや、言わないバージョンなどパターンを変えて撮影され、桜吹雪が舞う中で機関銃を撃ちまくる圧巻の姿を披露した橋本は、「快感でした!」とコメント。「どういう風に撃ったというのは覚えてないので、どういう画になっているのか想像つかないですね!」と無我夢中で臨んだ撮影を振り返った。
また、今までのシリーズではひざ下丈だったスカートが、本作ではひざ上丈になるなど、時代の流れを感じさせる部分も。目高組の看板は1981年版で使用したものを引き継いでいるそうで、シリーズの伝統と新世代の融合も見どころの一つ。薬師丸ひろ子、原田知世、長澤まさみという歴代の星泉の映像を観た上で、「それを真似するのではなく周りの監督やスタッフとオリジナルの星泉を作り上げていきました」と自分なりの星泉を作り上げた橋本。役づくりのため約1か月にわたって群馬県・高崎市に住み、髪を30センチ切り、スタッフからも「橋本環奈」ではなく「星泉」「組長」と呼ばれるなど、星泉として生活を送っていた橋本が、どんな姿をスクリーンで見せるのか? 女優・橋本環奈の新たな1ページに注目だ。(編集部・吉田唯)
映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』は2016年3月5日に全国公開