オバマも祝った『バック・トゥ・ザ・フューチャー』デーまとめ ドク「君の未来は君が作れ」
「Happy Back to the Future Day!」。2015年10月21日、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で主人公マーティやドクが訪れる「未来の日付」が現実のものになった。この記念すべき日、ナイキが自動ひも調節靴「Nike Mag」を発表し、バラク・オバマ米大統領は祝福のコメントを寄せるなどアメリカ中、いや世界中が沸き立った。
オバマ大統領がお祝いすれば、ホワイトハウスもお祝いする。ホワイトハウスはマーティ役のマイケル・J・フォックスの声明を掲載。その中でマイケルは「今日の『バック・トゥ・ザ・フューチャー・デー』。ぜひ今から30年後にあなたが住みたい世界を想像してください」とコメント。ホワイトハウスはNASAと協力し、30年後の世界について話し合う企画も行っている。
またトヨタUSAはマーティ役のマイケルとドク役のクリストファー・ロイドが再会する動画の全編を公開。おなじみの音楽に合わせて、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の世界観を再現している。また車関係だと、米リコーイメージングは、自動車型タイムマシン「デロリアン」の内部が見られる360度動画をYouTubeに投稿。劇中のアイテムといえば、アメリカの飲料会社ペプシによって“ペプシ・パーフェクト”が数量限定でオンライン限定販売された。
そして多く見られた企画が、ABC News や BBC News などが行っている劇中に登場した“未来”と今を比較するものだ。実現したものとして、ホバーボードやビデオ通話、ウェアラブル端末、ドローンによる犬の散歩……などが挙がっている。反対に実現しなかったものは、二本ネクタイの流行や空飛ぶ車など。映画では弁護士制度の廃止により、マーティの息子が逮捕後すぐに判決を受けてしまうという未来があったが、現実では今でも弁護士制度は続いている。もしも今の世の中であればマーティたちは未来を変えようとするのではなく、息子のため弁護士探しに奔走していた可能性も……?
そのほかにもマーベルが、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』のポスターを「デッドプール」のキャラクターで再現するなど各企業がさまざまな方法でお祝いしているが、中でもファンが興奮した方法でお祝いしたのが USA TODAY 紙。劇中でも登場している同紙は、映画そっくりの「マーティJr.逮捕」記事が載った特別版を作成。これにはファンも「よくわかっている!」と大喜びしたよう。
さて、最後は映画を配給したユニバーサルからのお祝い動画を紹介。これまでに『JAWS 19』のニセ予告編などを披露してきた同社だが、今回はドクからのコメント動画を公開。ドクは動画で視聴者にこのように語り掛けている。「わたしの計算が正しければ、今日は2015年10月21日ぴったりのはずだ。ついに未来はやってきた。もちろん、わたしたちが考えていたものとは違うことだろう。しかし心配するな。それはすなわち君の未来はまだ決められていないということだ。誰も知らない。君の未来は君が決めるんだ。良い未来を作ってくれ」。(編集部・井本早紀)