「良い人」でおなじみヒュー・ジャックマンが怪演!海賊・黒ひげの悪人ぶりが公開
有名な冒険物語を新たな視点で実写化した新作映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』から、ヒュー・ジャックマンふんする海賊・黒ひげが、ネバーランドに到着した子供たちに向けて歓迎のスピーチを行うシーンが公開され、人柄が良いと評判のヒューの怪演ぶりが明らかになった。
本作は、母を捜しにネバーランドに旅立った少年ピーターが、若き日のフック船長やタイガー・リリーといった仲間たちと出会い、ネバーランドを支配する海賊・黒ひげと戦うさまが活写される。
公開された映像は、仁王立ちした黒ひげ(ヒュー)がネバーランドに到着した子供たちを前に、声を張り上げて演説する様子が映し出される。「もう大丈夫。わたしがつらい浮世から救い出し、苦難から解放したのだ!」とこぶしを突き上げて宣言した黒ひげに、周囲の人々は歓声を上げるが、ピーターからは疑いのまなざしが向けられる。「安心したまえ。ここが君たちの家だ」と空を仰ぎ見て語る黒ひげの顔には、不敵な笑みがくっきりと浮かんでいる。
ヒューは黒ひげを演じるにあたって、子供心を意識して役づくりをしたという。「子供の目を通した黒ひげのイメージなら、恐ろしさと滑稽さが同時に少しずつ入っているものだと思うんだ」と分析し、「彼は怖いやつだけど、生き生きしているから演じるのがすごく面白かった。僕は以前にも悪人を演じたことがあるけれど、これほど悪いやつは初めてだよ」と明かした。本作のメガホンを取ったジョー・ライト監督も、「(黒ひげを)ショービジネス界で一番善良な人間が演じているんだから、こんなに面白いことはないよ」とコメントしている。
本作では黒ひげをヒューが演じるほか、主人公の少年ピーターを13歳の新星リーヴァイ・ミラー、フック船長を『トロン:レガシー』のギャレット・ヘドランド、タイガー・リリーを『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが演じている。(編集部・高橋典子)
映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日より3D/2D、字幕版/日本語吹替版、全国公開