「世にも奇妙な物語」リメイク企画に有村架純、野村周平、藤木直人らが出演
11月21日にフジテレビ系にて放送される「世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP~傑作復活編」のキャストが発表され、野村周平、有村架純、藤木直人がシリーズの中で人気の高いエピソード「イマキヨさん」「昨日公園」「ズンドコベロンチョ」のリメイク作品の主演を務めることが明らかになった。同番組はシリーズ放送25周年を記念し、21日に「傑作復活編」、28日に「映画監督編」として、2週にわたって連続放送される。
「傑作復活編」は、4月から7月まで行われた視聴者による人気投票ランキング「あなたが好きな『奇妙』作品」の上位30位にランクインした作品から、シリーズに携わってきた演出家たちが厳選した5作品を、新たなキャスティングでリメイクするもの。
ランキング1位に輝いた「イマキヨさん」(2006年3月28日放送・松本潤主演)の主演を務めるのは、シリーズ初参加となる野村周平。恋人にふられ、就職活動もうまくいかない青年と、座敷わらしのような福をもたらす存在とされる不思議なおじさんとの交流を描いた物語だ。野村は「自分が一番人気のものに出演させていただくのは、とても光栄です。前作を超えられるように頑張っています」と意気込みを語りつつ、「最初の『イマキヨさん』とはまた別の“最新版の『イマキヨさん』”として見てもらえたらな、と思います。撮影の技術もずいぶん進歩していると思いますし、劇中に出てくる携帯電話がスマートフォンになっていたりと現代版にアップデートされているので、そういうところも楽しんでもらえたら、と思います」とリメイク版ならではの見どころをアピール。
シリーズ2回目の出演となる有村架純は、4位の「昨日公園」(2006年10月2日放送・堂本光一主演)に出演。2006年版は男性親友2人の物語だったが、今回は女性の親友同士という設定に変更され、幼なじみ・隆子(福田麻由子)の事故死を知った女子大生・美和(有村)が、ある不思議な出来事に遭遇したことから隆子を死の運命から救おうと奔走するさまが描かれる。有村は「『世にも奇妙な物語』ならではの最終的にはぞっとしてしまうところもありながら、感動的な二人の表情などが印象的な作品ができたと思います。私も親友がいるので共感しながら演じています」と作品への思い入れをコメントしている。
1991年4月18に放送され、名作と言われる7位の「ズンドコベロンチョ」で、草刈正雄が演じた主人公を演じるのは藤木直人。「情報こそが命」を信条とするIT界の寵児・三上が、ある日周囲で耳慣れない「ズンドコベロンチョ」が使われていることに気付き、なぜか自分だけが知らないその言葉を知ろうと奔走する。前回放送時から20年以上の年月が経っていることもあり、ストーリーには時代の変化が反映されているという。(編集部・石井百合子)
「世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP~傑作復活編・映画監督編~」は11月21日午後9時から「傑作復活編」、11月28日午後9時から「映画監督編」を放送