玉山鉄二、小林薫の一言で豪華になった弁当に歓喜!

玉山鉄二が主演を務める「連続ドラマW 誤断」完成披露試写会が11日、都内にて行われ、共演の蓮佛美沙子、柳葉敏郎、小林薫と共に登壇した玉山は、撮影中不満に思っていた食事が、小林の一言で豪華になったというエピソードを明かして会場を盛り上げた。
【写真】玉山鉄二、蓮佛美沙子、柳葉敏郎、小林薫らによる社会派ヒューマンサスペンス
玉山は、「長年愛し続けた、憧れの先輩」と小林について語り、「撮影現場での振る舞いなんかもすごくチャーミングで、こういう俳優になりたいと思いました」と絶賛。照れる小林の前でさらに、「現場で(小林が)お弁当を見て、『今日はちょっと寂しいな』って言ったら、次の日からすごく豪華になって、すごく救われました」と明かすと、小林は慌てた様子で「大したものじゃないですよ! そんなに『グレードアップした』って言うと、制作会社もいい気になるから」と弁解し笑いを誘った。
これに対し玉山は、「クランクインからちょっと経った頃に、『今日はケータリングだ』って聞いて喜んでいたら、どんぶりにご飯1杯と鮭1匹にタルタルソースだけですよ。すごいなあと思って……」と撮影が始まった当初の食事の味気無さを暴露すると、柳葉が「ちょっと、明日記事に書かれちゃうから!」と制し、さらなる爆笑を巻き起こしていた。
本作は堂場瞬一の社会派ヒューマンサスペンス小説のドラマ化。薬害事件を抱える大手製薬会社を舞台に、法の網をかいくぐりながら会社の繁栄と存続を優先する経営陣から隠蔽工作を指示された若手社員が、企業の闇に飲み込まれていくさまを描く。
NHK連続テレビ小説「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演となる玉山は、本作で再び脚本家の羽原大介とタッグを組む。玉山は、「(羽原と)『マッサン』終了後、大阪から帰る新幹線の中でばったりお会いして、帰り際に『またやろうね』と話していたんですけど、その一週間後にこの話が決まり、「はえーな」って。まだ終わったばかりで、もぬけの殻みたいになっていました」と当時を振り返った。(取材・文:桂伸也)
日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 誤断」は11月22日からWOWOWで放送開始(毎週日曜夜10時~全6話・第1話無料放送)