『スター・ウォーズ』新作にディズニーが与えた影響とは プロデューサーインタビュー
映画『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でプロデューサーを務めるルーカスフィルム代表キャスリーン・ケネディが、本作や、新たなパートナーとなったディズニーとの関係について語った。
12月18日の全世界公開を控える同作は現在、音楽の最終ミックスや視覚効果の調整を行っており、今月中に完成予定。その出来栄えについてキャスリーンは「かなりイイ線をいっているのではないかしら」と自信の笑み。「これまで『スター・ウォーズ』は、常に観客が感情移入できるような、キャラクターの愛や家族についての物語をつづってきました。その点については『フォースの覚醒』でも達成できたと思います」と語る。
また、ディズニー側からクリエイティブ面における干渉はナシ。そのパートナーシップについてキャスリーンは「『スター・ウォーズ』のビジネス戦略を、これまで想像していなかったくらい世界中に広げることができました」と大満足の様子で、米ディズニーランドに建設予定の「スター・ウォーズ ランド」についても、「すでに計画を見ているのですが、信じられないくらいに素晴らしいものになっていますよ」と太鼓判を押す。
さらに、新たな3部作の幕開けを飾る『フォースの覚醒』については、ファンから一際注目を浴びている、十字型のライトセーバーを持ったフォースの暗黒面の担い手カイロ・レン(アダム・ドライバー)に言及。「彼は非常に複雑な面を持った悪役になっています。きっと、とてつもない人気を得ることになるでしょうね」と自信を見せた。
その3部作だけでなく、スピンオフ映画の製作も発表されている『スター・ウォーズ』シリーズ。さらにキャスリーンは、現在アメリカのエンターテインメント業界を席巻するテレビシリーズの展開についても、「すぐにではないけれど、そういった話はしています」といい、「まだ具体化はしてないのですが、テレビだけでなく現在ではネット配信など多くの展開が考えられますよね。ジョージ(・ルーカス)が作り出した宇宙はとてつもなく広大なので、ジャンルさえ違った、さまざまな物語を生み出せる可能性があります、若い新しい世代の監督たちに、ますますチャンスを与えるということもできると思っていますよ!」と笑顔を見せた。(編集部・入倉功一)
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日18時30分より全国一斉公開