博多華丸・大吉、武田鉄矢に畏怖の念
お笑いコンビの博多華丸・大吉が15日、都内で行われた『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』ゲスト声優公開アフレコイベントに出席。二人は共演者の武田鉄矢が欠席したことをいいことに募る想いをぶちまけ、会場を沸かせた。
本作は、人気コンテンツの劇場版第2弾。主人公ケータが死んで妖怪になったり、ジバニャンが8年後にタイムスリップしたり、さらにはエンマ大王が人間と妖怪の交流を一切禁止する命令を発令したり、人間界と妖魔界で起こる5つのエピソードが興奮と衝撃の新展開をもって描かれる。
ジバニャンの敵となる妖怪コンビの猫きよ&犬まろ役を務める華丸と大吉は、アフレコを終えてホッとした表情を見せるが、華丸は「僕らは今のセリフがほとんどすべてです」と苦笑い。声優初挑戦の大吉も「セリフの量があれだけなので、実感を感じることなくやり終えたかなと思います」と物足りない様子。
しかし、喋りはいつも通り絶好調。本作のストーリーテラーのウィスパー(声・関智一)から「芸能界の閻魔大王は誰?」とムチャブリされた大吉は、2014年のTHE MANZAIで優勝したことを振り返りつつ、「芸能界の方々は本当に良かったねと言ってくれたんですけど、お一人だけ『お前ら違うんじゃないか? 博多弁を使うやり方が汚い』と言われたのが武田鉄矢さんでした」と暴露。大吉・華丸と同じ博多出身の武田から、「海援隊があったからお前たちは今あるんだ」とも言われたそうで、華丸も「お前たちは汚か。俺たちが作った線路ば、お前たちは後ろから走っただけ。汚か(と言われた)」と追随。そして、武田がいないことに「ホッとしています」(華丸)、「もし居たら、また怒られる」(大吉)と、武田に恐れを抱いていることを明かし、笑いを誘った。
この日は、長澤まさみ、堀ちえみ、ジバニャン(着ぐるみ)も出席。生前のジバニャン(猫の妖怪)の飼い主であるエミちゃんを演じる長澤は、「(アフレコは)やっぱり難しいと思う反面、声でキャラクターをどう表現するかというのは面白いと思いました」とにっこり。また、猫アレルギーを持っていながら、「昔、ネコが好き過ぎて触りたくて、水泳のゴーグルとマスクをして触りに行ったことあります」と、本作にちなんだ猫愛あふれるエピソードも披露した。(取材・文:鶴見菜美子)
『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』は12月19日より全国公開