ゴールデン・グローブ賞『オデッセイ』はコメディー映画と判断
ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)が、映画『オデッセイ』『トランボ(原題) / Trumbo』『ジョイ(原題) / Joy』がコメディー映画として賞を競えるかどうかの判断を下したと Los Angeles Times などが報じた。
同賞はドラマ部門とコメディー/ミュージカル部門に分かれており、どちらともとれる映画は競争の少ないコメディー部門にエントリーしようとするのが常だ。最近では、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』もコメディー部門でエントリーしている。
今回、コメディー映画として認められたのはマット・デイモン主演のリドリー・スコット監督作『オデッセイ』とジェニファー・ローレンス主演のデヴィッド・O・ラッセル監督作『ジョイ(原題)』。一方、コメディー映画部門へのエントリーを希望しながらもドラマ映画だと結論付けられたのはハリウッドの赤狩りを題材にした映画『トランボ(原題)』だった。
テレビドラマ「GIRLS/ガールズ」の脚本/製作総指揮を担当しているジャド・アパトーは、コメディー部門にエントリーしようとする最近の傾向をTwitterで非難。「ドラマ部門で競うのが怖いからといって、ドラマのくせにコメディー部門で勝とうとするのはくだらないやり方だ」とつぶやいている。
HFPAのメンバーも全員の意見が一致しているわけではなく、『オデッセイ』の場合は、わずか一票の差でコメディー部門に滑り込んだらしい。(澤田理沙)