名匠ロン・ハワード『スター・ウォーズ』エピソード1監督をオファーされていた
映画『バックドラフト』『ダ・ヴィンチ・コード』などで知られる名匠ロン・ハワードが、『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスから、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の監督をオファーされていたことを、Podcast番組「Happy Sad Confused」内で明かした。
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『ファントム・メナス』は、『スター・ウォーズ』シリ-ズ旧3部作の前日譚(たん)を描く3部作の1作目として1999年に公開。その後に続く『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』と同様、ルーカスが自らメガホンを取った。
当時は、ルーカスが『スター・ウォーズ』以来およそ22年ぶりに監督を務めることでも話題を呼んだが、ハワードによると、ルーカスは当初、自らメガホンを取る気はなかったようで、スティーヴン・スピルバーグ、ロバート・ゼメキス、そしてハワードに監督を持ち掛けたと証言。しかし、その答えは全員「ジョージ、君がやるべきだよ!」だったという。当時を振り返りながらハワードは、「とても名誉なことだったけど、もしやっていたら、とんでもなく骨の折れる仕事になっただろうね」と語っている。
『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から30年後が舞台となるシリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)では、J・J・エイブラムス監督がルーカスからメガホンを受け継いだ。シリーズから遠ざかった理由についてルーカスは、批判にさらされることや、制作における自由度のなさなどを Vanity Fair に対して語っている。
ハワード監督は、ハーマン・メルヴィルの「白鯨」の裏側に迫るノンフィクション小説を基にした新作『白鯨との闘い』の公開が控えている。(編集部・入倉功一)