ニコール・キッドマン、出演料を全額寄付
イギリスのウエストエンドで舞台「フォトグラフ 51(原題) / Photograph 51」に出演していたニコール・キッドマンが、現地時間11月22日にイブニング・スタンダード・シアター・アワードで、主演女優賞に当たるナターシャ・リチャードソン・アワードを受賞した。
同舞台はDNAの二重らせんの構造解明に貢献したイギリスの科学者、故ロザリンド・フランクリンさんを描いた作品。生化学者だったニコールの父、故アントニー・キッドマンさんは、娘がこの舞台のオファーを受けたとき、とても喜んでいたという。アントニーさんが昨年9月に急死したことで、ニコールは父親のためにもこの作品に出ようと思ったと、受賞スピーチで語った。
その父親に敬意を表し、ニコールはこの舞台の出演料を全額寄付することを London Evening Standard に発表。一部を自分の名前で俳優慈善基金に寄付し、残りはアントニーさんの名前でロンドンのキングス・カレッジに寄付したそうだ。(澤田理沙)