『007 スペクター』マネーペニーのベッドに居る男性の正体は?ナオミ・ハリス&ベン・ウィショーが語る
シリーズ最新作『007 スペクター』でマネーペニーとQというジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)を支えるMI6メンバーにふんしたナオミ・ハリスとベン・ウィショー。前作『007 スカイフォール』に続いての出演となった二人が、和気あいあいと撮影の裏話を明かした。
ナオミが本作で気に入っている点は、マネーペニーのプライベートな生活を演じる機会があったことだという。「こんなシーンは他のキャラクターにはなかなかないから。彼女が住んでいるところ、デートしている相手、そうしたことはマネーペニーの新たな面を発見させてくれた。それは本当に楽しかった」と楽しげに語る。
実はナオミとベッドに居るその人物にはセリフもあったのだが、何もしゃべらずミステリアスにした方が面白いと考えたサム・メンデス監督によって、カットされてしまった。ナオミのこの打ち明け話に「面白いね。知らなかった」と驚いたベン。「残念よね、とってもラブリーな人だったのに! 彼はボンド映画に出られてすごく喜んでいたのに、カットだなんて悲しすぎるわ」と続けるナオミに、ベンは「でも彼はそこに居たわけだから、マニーペニーと居たのが自分だってことはわかるよね」と妙なフォローをしていた。
一方のベンが本作で一番楽しかったのは、ロンドンが舞台の終盤のシーンのために「僕とナオミとロリー(・キニア、MI6のタナー役)で車に乗って撮影をしたこと」。「全ての撮影は夜で、僕たちはそれまで一緒に何かをやるということがほとんどなかったから、絆?(笑)を作るいい機会になりました。ただ素晴らしかったです。夜の撮影を何日かした後、(眠気で)ちょっと錯乱しておかしくなってしまって、一緒にとても楽しい時間を過ごしました」と少しずつ思い出しながら振り返る。
具体的には「眠くなってしまうので、変な会話をして、奇妙なことを討論して、バカみたいなゲームをして……目を覚ましておくためのいろんなことをしたんです」と笑ったベン。そうして夜のロンドン、狭い車内で育まれたMI6メンバーの絆は、スクリーンの上で確かに観ることができる。(編集部・市川遥)
映画『007 スペクター』は公開中