作品賞はオスカー有力『スポットライト』 ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード発表
非営利団体IFP(インディペンデント・フィルム・プロジェクト)主催の第25回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードが発表され、来年のオスカー有力候補作品『スポットライト(原題) / Spotlight』が作品賞を受賞した。
同映画は、米ボストンにおけるカトリック教会の神父たちによる児童性的虐待と、それが数十年にわたって組織的に隠ぺいされてきたという恐るべき事実を、1年にわたる取材によって暴いたボストン・グローブ紙の記者たちの姿を描いた作品。
作品賞では、『キャロル』『神様なんかくそくらえ』『タンジェリン』『ザ・ダイアリー・オブ・ア・ティーンエイジ・ガール(原題) / The Diary of a Teenage Girl』を抑えての受賞となった。作品賞のほかにも、脚本賞とアンサンブル・パフォーマンスに対する特別審査員賞も獲得している。
第25回IFPゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードの受賞結果は以下の通り。(澤田理沙)
■作品賞
『スポットライト(原題)』
■脚本賞
『スポットライト(原題)』
■ドキュメンタリー賞
『ルック・オブ・サイレンス』
■主演男優賞
ポール・ダノ 『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
■主演女優賞
ベル・パウリー 『ザ・ダイアリー・オブ・ア・ティーンエイジ・ガール(原題)』
■ブレイクした監督
ジョナス・カルピニャーノ 『メデテレイニア(原題) / Mediterranea』
■ブレイクした俳優
マイア・テイラー 『タンジェリン』
■ゴッサム・インディペンデント・フィルム観客賞
『タンジェリン』