エル・ファニング、心も体も男の子に『アバウト・レイ』予告編
『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが再び集結した最新作『アバウト・レイ 16歳の決断』から、心も体も本当の自分“男の子”になると決めた16歳の主人公・レイ役を務めた女優エル・ファニングの熱演ぶりが伝わる予告編が公開された。
ホルモン投与など医者が差し出してきた見慣れない資料に呆然とするレイの母親・マギー(ナオミ・ワッツ)だったが、髪を短く切りトレーニングに励むなどするレイ(エル)の成長を見つめ、意を決してわが子のために、医療同意書のサインを別れた夫にもらいにいく……。ぶつかり合って、傷つけ合っても、家族だから何度でもやり直せるということを教えてくれるストーリーとなっている。
公開された予告編は、エル演じるレイがタンクトップ一枚で筋トレするシーンから始まる。その後も、母親との会話や道端で男の子に絡まれるシーンなどでの話し方や身振りは男の子そのものだ。エルといえば、ロングヘアがトレードマークであっただけに、ショートヘア姿はかなり新鮮だが、後半にはさらに髪を刈り上げた姿で父親と対峙する場面もある。ありのままに生きようとするレイとそれを支える母親が寄り添う姿が印象的だ。すでにレズビアンであることをカミングアウトしている祖母のドリー(スーザン・サランドン)が本作にユーモアを与えていることも予告編からうかがえる。(編集部・石神恵美子)
映画『アバウト・レイ 16歳の決断』は2016年1月22日TOHOシネマズシャンテほかにて全国公開