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つかこうへい「熱海殺人事件」に実娘が初出演!風間杜夫&平田満のコンビも復活!

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(左から)中尾明慶、風間杜夫、平田満、愛原実花
(左から)中尾明慶、風間杜夫、平田満、愛原実花

 故・つかこうへいさんの戯曲「熱海殺人事件」の公開舞台稽古と囲み取材が8日都内で行われ、娘で元宝塚女優の愛原実花(29)、33年ぶりに同作に出演する名コンビ・風間杜夫(66)と平田満(62)、丸刈り頭で気合い十分の中尾明慶(27)が出席した。愛原は、つかさんの作品に初出演する。

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 愛原は、「とにかく命がけで頑張るしかない。甘えは許されないので、強い気持ちで臨みました」と胸中を明かし、「力強い共演者の皆さんと監督の演出についていこうと必死にやってきたので、その成果を今日お観せできたらなと思います」と引き締まった表情で語った。

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 1973年に初上演された本舞台は、以降、さまざまな演出アプローチで何度も再演され、1986年には仲代達矢主演で映画化もされたつかさんの代表作。熱海で工員の男が女を絞殺したという特徴のない事件を、刑事たちがそれぞれの美学を犯人に押し付け、捜査しがいのある、哲学的な意味のある事件に育て上げようと奮闘するさまが描かれる。演出は、劇団☆新感線いのうえひでのりが担当する。

 おなじみの部長刑事・木村伝兵衛役と新任刑事・熊田留吉役でコンビを組んでいた風間と平田。久々に木村刑事を演じる風間は、「台詞を交わしただけで33年前に戻りました。体に染み付いていますね。平田くんが居てくれてよかった」としみじみ。一方、熊田刑事を演じる平田も、「ホントにそうですね。一人だけだと浮いていたと思うので、二人そろってよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 また、33年ぶりの本舞台復活について、風間は「僕は3~4年前からこれをやりたいといろんな人に声を掛けていたんですが、監督がいのうえさんで、平田くんも参加して、しかもつかさんの娘さんとできるなんて奇跡だなと。だって33年前は(愛原は)生まれてないわけですからね。これは逃す手はないと思いましたね」と感慨ひとしおの様子。

 さらに風間は「つかさんは、劇団を解散していろんなバージョンを作っていましたが、僕も平田くんもいのうえさんも、一番オリジナルな形でやりたいという思いがあった。今でも、僕たちがやっていた『熱海殺人事件』が最高だと思っているので」と本舞台に懸ける思いを熱く語った。(取材:坂田正樹)

舞台「熱海殺人事件」は12月26日まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中

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