『ハリポタ』スピンオフ、魔法のスーツケースが物語のカギ!? 場面写真公開
『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』から、主人公ニュート・スキャマンダーが本作のカギとなるスーツケースを手にしている場面写真が公開された。
『博士と彼女のセオリー』でオスカーに輝いたエディ・レッドメイン演じるニュートは、ハリーやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法魔術学校で使っていた教科書「幻の動物とその生息地」の編纂者。世界中を旅し、発見した魔法動物たちを記録したり、捕獲する、魔法界きっての“魔法動物学”魔法使いだという。
そして今回公開された写真で注目したいのは、ニュートが手にしているスーツケース。なんとそのスーツケースは、魔法のアイテムになっており、時に危険な魔法動物たちをめいっぱい詰め込んだ状態でスイッチを入れると、中身が魔法使い以外には見えなくなる仕組みになっているという。
本作の舞台は、シリーズ1作目から約70年前のニューヨーク。スーツケースに入れておいた魔法動物が逃げ出したことをきっかけに、ニュートが米国魔法界と衝突してしまい、追われる立場になるというストーリーで、米国魔法省壊滅を狙う謎の組織も現れたことで、ニュートは窮地に陥るという。場面写真で、何か危機から身を守ろうとするかのようなニュートのポーズに想像が膨らむ。
新シリーズのヒロイン役を射止めた『インヒアレント・ヴァイス』のキャサリン・ウォーターストンは、米国魔法省で働いている魔法使いティナことポーペンチナ“ティナ”・ゴールドスタインを演じる。強い正義感の持ち主であり、主人公と行動を共にすることになる。さらに、シンガーソングライターのアリソン・スドルが演じるのはティナの妹クイーニー・ゴールドスタインで、相手の心を開き、思考や記憶を読み取る“開心術”魔法使い。『ファンボーイズ』のダン・フォグラー演じるジェイコブ・コワルスキーは、ニュートに出会い魔法界にいざなわれる工場労働者で、シリーズを通して初めての魔法使いでない人間の仲間となる。
本作で原作者J・K・ローリングが脚本家デビューを果たし、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』までシリーズの後半4作を手掛けたデヴィッド・イェーツがメガホンを取る。(編集部・石神恵美子)
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は2016年冬全国公開