小説「レッド・マーズ」がテレビシリーズ化決定
キム・スタンリー・ロビンスンのベストセラー小説「レッド・マーズ」シリーズが、米スパイクTV局でテレビドラマ化されることが決定した。The Hollywood Reporterなどが報じた。
「レッド・マーズ」シリーズは200年にわたる火星の植民地化を描いた小説で、「グリーン・マーズ」「ブルー・マーズ」と続く3部作。同シリーズは、SF・ファンタジー小説を対象にした文学賞ネビュラ賞やヒューゴ賞、ローカス賞などを受賞している。
脚本は「センス8」の企画と製作総指揮の1人J・マイケル・ストラジンスキーが担当。原作者のキムはコンサルタントとして参加するという。今のところ10エピソードが製作される予定で、撮影は来夏にスタート。放送は2017年1月からになる。
スパイクTV局がテレビシリーズを手掛けるのは10年ぶり。当初はジェリー・ブラッカイマーがプロデュースする臓器売買のドラマ「ハーヴェスト(原題) / Harvest」が同局で製作される予定だったが、11月に白紙に戻されたことが報じられている。
白紙になった理由は、スパイクTV局が主役のキャスティングで有名俳優陣に非現実的なオファーをしたことで問題が生じたらしい。オファーされたスターたちは誰もが断ってきたという。(澤田理沙)