神父による児童性的虐待が題材…賞レースを席巻中のマーク・ラファロ出演作4月日本公開!
『アベンジャーズ』のマーク・ラファロ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンらが出演する映画『スポットライト(原題)』が2016年4月より日本公開されることが決定した。第25回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードや第41回ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞および脚本賞を受賞するなど現在映画賞レースを席巻中で、アカデミー賞作品賞の有力候補と目される話題作だ。
米ボストンにおけるカトリック教会の神父たちによる児童性的虐待とそれが数十年にわたって組織的に隠ぺいされてきたという恐るべき事実を、1年にわたる取材によって暴いたボストン・グローブ紙の記者たちを描いた本作。ラファロ、キートンに加え、レイチェル・マクアダムス、ブライアン・ダーシー・ジェームズが事件を追ったチーム「スポットライト」の面々にふんしている。
監督・脚本を務めたのは、『扉をたたく人』(監督・脚本)や『カールじいさんの空飛ぶ家』(原案)などを手掛けたことで知られるトーマス・マッカーシー。神父たちによる児童性的虐待を暴きつつ、ジャーナリズムの本来あるべき姿をエンターテインメントとして見せるさまは見事の一言で、使命に燃える4人のチームが早口で議論を戦わせ、街を駆け回りながら隠され続けてきた事実を裏付ける証拠、証言を手に入れていくさまにただただ興奮させられる。(編集部・市川遥)
映画『スポットライト(原題)』は2016年4月よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて全国公開