北欧の人気ブランド“マリメッコ”創業者の人生を描いた新作、来年5月公開へ!
日本でも人気の北欧を代表するファッションブランド、マリメッコの創業者アルミ・ラティアの人生を彩り鮮やかに描いた映画『ファブリックの女王』が、2016年5月より全国順次公開されることが決定した。
1951年、戦後間もないフィンランドで、高い理想を持ってマリメッコを立ち上げ、瞬く間に世界的なブランドへと押し上げた女性、アルミ。本作はファブリックのデザインにとどまらず、人々の幸せな未来のために、ライフスタイルも変えようとしたアルミの「何をも恐れない」パワフルで波瀾万丈な人生をカラフルに描く。
本作のメガホンを取ったのは、スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンによる自伝的大作『ファニーとアレクサンデル』でプロデューサーとして、フィンランド人初のオスカー受賞者となったヨールン・ドンネル。初期マリメッコの役員だった彼が、アルミを知る生き証人として、構想に約50年も費やしたという意欲作だ。美しいマリメッコデザインが劇中にも数多く登場するということで、目にも楽しい作品となっている。
また、マリメッコ創業65年を迎える2016年は、アルミや初期のデザイナーにオマージュを捧げた春夏コレクションの発表、1月より全国巡回する国内初の大規模展覧会「マリメッコ展 -デザイン、ファブリック、ライフスタイル 布からはじまる北欧のくらし」開催など、マリメッコの原点を振り返るのにふさわしい年になりそうだ。(編集部・石神恵美子)
映画『ファブリックの女王』は2016年5月よりヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国順次公開