シュワちゃんとゾンビが初対決!愛する娘がゾンビになった
『ターミネーター』シリーズなどで知られるアーノルド・シュワルツェネッガーにとって初出演となるゾンビ映画『マギー』が、来年2月に日本公開されることが発表され、ヒゲを生やしたアーノルドが苦悶に満ちた顔を見せるポスタービジュアルも同時に披露された。
アーノルドが主演とプロデュースを務める本作は、感染するとゾンビ化していく、壊死性ウイルスが蔓延する近未来のアメリカが舞台。最愛の娘がウイルスに感染した時、父親の取るべき行動と家族愛を描いたゾンビ映画で、単純なアクションエンターテインメントではなく、登場人物の繊細な心理描写が主体の作品だという。娘のマギーを演じているのは、『ゾンビランド』などで知られるアビゲイル・ブレスリン。
今回公開された日本版のポスタービジュアルでは、ゾンビ化した娘を、「娘として守るのかー。ゾンビとして殺すのかー。」という葛藤に揺れる父親(アーノルド)が険しい表情を浮かべている。その横には、ウイルスに侵され、青白い顔に血管が浮かび上がった娘(アビゲイル)が生気のない顔でこちらを見ている。
同作についてアーノルドは、「アクション映画なら世界を救うことも出来るが、『マギー』では、ゾンビ化していく娘に対して、何も出来ない。この無償の愛を描いた作品は、新しいゾンビ映画であると同時に自分にとって、大きなチャレンジだった」と語り、68歳になってもなお、新たな領域へ挑戦し続ける姿勢を示している。
「ウォーキング・デッド」のメインタイトルのディレクターやアカデミー賞のクリエイティブ・ディレクターを手掛けたヘンリー・ホブソンが長編映画を初監督した本作で、アーノルドはどんな演技を届けてくれるのだろうか。(編集部・海江田宗)
映画『マギー』は2016年2月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開