武田鉄矢、金八のイメージが生き続けていてうれしい
人気アニメ「妖怪ウォッチ」に登場する、武田鉄矢が過去に演じたキャラクターをほうふつとさせる「ニャンパチ先生」。同キャラクターについて、『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』で声優出演を果たした武田が、「金八のイメージが生きているということがうれしかったです」と顔をほころばせた。
2年くらい前から同キャラクターの存在を知っていたという武田。同キャラクターを作り出したテレビアニメスタッフには、武田側からお叱りの言葉がくるのではと思われていたそうだが、武田自身は「とんでもない。ジバニャンが俺のモノマネをしていると聞いてうれしかったのに」と怒るどころか大喜びしていたという。さらに「金八のイメージというものが、分散されようがパロディー化されようが生き続けているということがうれしいですね。『コロッケがモノマネしていますよ』と聞いたときは、ムカッてしたのに(笑)」と明かすと、映画版も手掛けたアニメスタッフたちを「非常に一生懸命、作品を作っていらっしゃる」と称賛する。
またニャンパチ先生にふんする「妖怪ウォッチ」のマスコットキャラクター“ジバニャン”について、「自分にそっくり」とにっこり。ジバニャンには愛する飼い主のためにトラックに轢(ひ)かれ妖怪になったという経歴があるが、武田もドラマ「101回目のプロポーズ」で愛する女性のためにトラックに轢かれかけている。「薫さんという女の子に『前の死んだ男の子が忘れられない』と言われて、俺も頭にきちゃって。トラックの前に飛び出してな。俺の場合はトラックが止まっちゃって死ななかったもんだからな~。あの時トラックが止まっていなければ、俺はジバニャンの師匠になっているよ」
そんな大好きなジバニャンと本作で対峙(たいじ)する猫きよ&犬まろ役の博多華丸・大吉には、「生意気ですよ。漫才師がジバニャンに向かおうなんて気持ちがね」とニヤリ。過去にイベントで二人からエンマ大王と言われていたことに触れられると、「もうすぐわたしが地獄に突き落としてやりますよ」とエンマ大王さながらの怖~い言葉を贈っていた。(編集部・井本早紀)
『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』は12月19日より全国公開