スター・ウォーズ、消しゴムフィギュアがヒット中、120体圧巻!
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開(18日)に合わせ、シリーズ最新作の5つのキャラクターを精巧に立体化した「スター・ウォーズ ケシゴムコレクション」(サンスター文具)が発売され、話題を呼んでいる。(取材・文:岩崎郁子)
今作のヒロイン、レイや新型ドロイドのBB-8、フォースの暗黒面の担い手カイロ・レンと、旧作で人気のチューバッカ、ストームトルーパーの5つのキャラクター、各8色の40種とシークレット1種の計41体。サイズは幅22.5~32ミリ、高さ31~72ミリ、奥行き22.5ミリの消しゴムが新作として登場した。
「ケシゴムコレクション」では今年7月、第1弾として過去6作から、ルーク・スカイウォーカーやレイア姫、C-3PO、ダース・ベイダーなど10キャラクター、各8色の80種とシークレットの計81体を発売。約20万個を出荷し、ほぼ完売のヒットになっている。
いずれも、消しゴムながら精密部品の製造に使用するモノと同じレベルの金型で成型しており、従来は表現できなかったディテールまでリアルに再現している。そのため、フィギュア感覚で楽しめ、文具メーカーの商品だけに、消しゴムとしての性能も十分だ。
同社マーチャンダイズ本部シニア・エキスパートの山本雄三氏は、「開発に約1年掛け、フィギュアに近い精巧さ、値段も1個300円(税抜き)で販売できるようにしました。フィギュアはキャラクターと似た色での着色ですが、消しゴムなら普通では考えられないピンクのダース・ベイダ-もできます」と大胆な商品開発に自信をみせる。
サンスター文具は、昭和40年代に「象が踏んでもこわれない」のCMで大ヒットした「アーム筆入」や、水にとける紙をセットした「スパイ手帳」といったアイデア文具のほか、数々のアニメーションやディズニーなどのキャラクター商品でも知られる。「スター・ウォーズ」シリーズでは、第一作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』公開時にも筆入れなどを発売したが、今回は約200点の関連商品で挑んでいる。「ケシゴムコレクション」でも旧作、新作合わせて120体で、最新作の公開を盛り上げる。「最新作は新3部作の第1弾。今後もキャラクターが増え、人気も定着してくるので、さらに展開していきたい」と山本氏は意気込んでいる。
また、サンスター文具は、創業者の命日である6月1日を「アイデアに挑戦する日」とし、同日「文房具アイデアコンテスト」を20年間実施。全国から寄せられたアイデアなども商品化に生かしている。この日は日本記念日協会からも「アイディアの日」として認定されている。