ジョージ・ルーカス「虫のようにつぶす」 興収No.1の『ジュラシック・ワールド』に鋭い切り返し
映画『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが現地時間14日、米ロサンゼルスで行われた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のワールドプレミアに出席した際、『ジュラシック・ワールド』のプロデューサーであるフランク・マーシャルに煽られるも、鋭い切り返しを見せた。シリーズ14年ぶりの新作となった『ジュラシック・ワールド』はこの夏、北米で2億880万6,270ドル(約250億5,675万2,400円)という歴代最高のオープニング興行収入を稼ぎ出しており、この記録を18日より公開の『フォースの覚醒』が塗り替えるのかが注目されている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
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レッドカーペット上でインタビューに応じていたルーカスのところへ突然やって来たマーシャルは、「あんたがわたしの映画を打ち負かすことはない。そうだろ? 『ジュラシック』がナンバーワンだ。覚えておけ」と唐突に宣戦布告。しかし、ルーカスに「彼ら(『フォースの覚醒』に関わる人々)の仕事はあんたを虫のようにつぶすことだ」と間髪入れずに切り返されると、「オゥ……」とぐうの音も出ないといった様子だった。
ちなみにこんな会話ができるのは、長年にわたってお互いをよく知る二人だからこそ。彼らは『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)など「インディ・ジョーンズ」シリーズを共に手掛けてきたほか、マーシャルの妻はルーカスフィルムの代表で『フォースの覚醒』でもプロデューサーを務めているキャスリーン・ケネディというつながりもある。今回の興収をめぐる“バトル”の後にも抱擁を交わすなど、仲の良さをうかがわせていた。
『フォースの覚醒』は、北米での前売りの売り上げが15日の時点で1億ドル(約120億円)を超え、史上最高記録を打ち出したことでも話題に。今週末の北米オープニング興収は1億8,000万ドル(約216億円)~2億2,000万ドル(約264億円)程度になるのではないかと予想されている。(編集部・市川遥)
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日18時30分より全国一斉公開