舞台版「ハリポタ」黒人のハーマイオニー&赤毛じゃないロンに原作者たちが言及
映画化もされた人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの舞台版「Harry Potter and the Cursed Child」(日本語訳:ハリー・ポッターと呪われた子供)のハーマイオニー役に黒人女優が決定したことについて、原作者で舞台にも携わっているJ・K・ローリングが言及した。
ローリングは、「ハリー・ポッター」シリーズの本の中で、一度もハーマイオニーの民族には触れていないと主張。そのため、舞台版でアフリカ系女優のノーマ・ドゥメズウェニが演じることに不満の声が出ることは理解できないことだとコメント。自身のTwitterで「設定:茶色い目、くせっ毛、とっても賢い。白い肌なんて明示したことはないわ。ローリングはブラックのハーマイオニーが好きよ」とつぶやいている。
舞台「Harry Potter and the Cursed Child」ではノーマのほか、ジェイミー・パーカー(ハリー役)とポール・ソーンリー(ロン役)が、主要3人組の大人になった姿として登場する。ロン役のポールも、ロンのトレードマークである赤毛の持ち主ではない。これについては、脚本家のジャック・ソーンが「ノーマ、ジェイミーとポールは素晴らしい3人だ。わたしたちは彼らに出会えてとても幸運だった。そして懐疑的な全ての人に保証しよう。ポールは赤毛の魂の持ち主だよ」とTwitterでフォローしている。
またローリングは、「『Harry Potter and the Cursed Child』のキャスティングができてとても興奮している。ジェイミー、ノーマ、ポールが大人になったハリー、ハーマイオニー、ロンとして来年の夏にステージに立つことが待ちきれないわ」と彼らに期待している様子を見せている。舞台は2部作として構成され、2016年の夏にロンドンのパレス・シアターで初演を予定。映画版のハリー役はダニエル・ラドクリフ、ハーマイオニー役はエマ・ワトソン、ロン役はルパート・グリントだった。(BANG Media International)