『妖怪ウォッチ』が『スター・ウォーズ』に勝利!ファミリー層集め初登場1位!
映画週末興行成績
興行通信社が21日に発表した土日2日間(12月19~20日)の全国映画動員ランキングでは、子供たちに絶大な人気を誇る「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ第2弾『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』が、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抑えて初登場1位を獲得した。
【写真】SWに勝っちゃった!『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』
434スクリーンで公開された同作は、動員97万4,557人、興行収入10億5,780万8,800円を記録。客層の男女比は63対37。年齢別では、幼稚園・保育園までの児童が12.2%、小学校1~3年生が27.8%、小学4~6年生が11.4%、親世代では30代が20.8%、40~50代が19.2%で、劇場には家族連れの姿が多数見られた。鑑賞動機は「テレビアニメ版が好きだから」が37.1%、「入場者プレゼントの『エンマ大王メダル』が欲しかった」が33.1%、「内容が面白そう」が27.8%と続く。昨年12月に公開された第1弾の最終興収78億円にどこまで迫れるか。
『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、958スクリーン公開で動員80万258人、興収12億4,502万3,900円。動員ランキングでは2位となったが、興収では1位を記録している。金曜初日から3日間の累計成績は、動員104万人、興収16億円を突破した。
ちなみに、同シリーズの「新3部作」の最終興収は『スター・ウォーズ エピソードI/ファントム・メナス』(1999年)が配給収入78億円=推定130億円、『スター・ウォーズ エピソードII/クローンの攻撃』(2002年)が93億5,000万円、『スター・ウォーズ エピソードIII/シスの復讐』(2005年)が91億7,000万円となっており、『フォースの覚醒』がこれらを上回ることができるのかにも注目したい。
先週首位デビューを果たした『orange-オレンジ-』は3位にランクダウンとなったが、前週比80%となる21万7人を動員し好調を維持。累計成績は動員69万3,203人、興収8億1,883万9,700円となった。5位の『007 スペクター』は、累計動員144万5,521人、累計興収19億1,633万6,500円と興収20億円突破が間近だ。
今週末は『クリード チャンプを継ぐ男』『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』『神様なんかくそくらえ』『禁じられた歌声』などが公開予定。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年12月19日~20日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』:1週目
2(初)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』:1週目
3(1)『orange-オレンジ-』:2週目
4(3)『母と暮せば』:2週目
5(2)『007 スペクター』:3週目
6(4)『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ超MOVIE大戦ジェネシス』:2週目
7(5)『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』:3週目
8(6)『杉原千畝 スギハラチウネ』:3週目
9(9)『映画 ハイ☆スピード! -Free! Starting Days-』:3週目
10(7)『海難1890』:3週目