オーランド・ブルーム、インドに入国を拒否される
インドのウッタルプラデシ州首相から直々にタージ・マハルに招待された俳優のオーランド・ブルームが、入国を拒否され、ロンドンに返されたと The Guradian などが報じた。
タージ・マハルは、この3年で観光客が15万人も減っており、オーランドは観光客を呼び込むために招かれたそう。しかし、11月に申請した電子ビザに問題があったため、入国を許されなかったとのこと。
オーランドを迎えに行ったウッタルプラデシ州の政治家アマル・シン氏は、融通のきかない入国管理局職員に不満を示し、無神経で頑固だとコメント。「ブルームさんは体調も良くなく、医師を必要としていたのに座ることさえ許されなかった。彼らは、『ブルームは俳優だから大げさに演技をしているだけだ』と繰り返していた」と言っている。
入国管理局は72時間の一時的な入国証を発行することも拒否。これがあれば、オーランドはタージ・マハルを訪れることができたという。
「ブルームさんは謙虚で、地に足がついた人物です。インドから退去を求められたにもかかわらず、ビザの問題が解決し次第、ヒースロー空港から同日に戻ってくると言ってくれました。ボリウッド俳優でそんなことをしてくれる人はいません」とシン氏は言っている。
シン氏が外務大臣に連絡を取り、ようやくビザが下りたオーランドは、再びインドに飛び、45分間にわたってタージ・マハルを見学したそう。観光の最後にはグループから離れ、霊廟(れいびょう)の前で脚を組んで座り、目を閉じて祈りを唱えていたそうだ。(澤田理沙)