実際に鯨に襲われた辛坊治郎も太鼓判のリアルさ!人間を襲う“怪物”『白鯨との闘い』新映像
捕鯨船エセックス号を襲った衝撃の実話を描いた映画『白鯨との闘い』の新映像が公開され、実際に鯨によって船を転覆させられた経験を持つニュースキャスターの辛坊治郎も「この映画は本物だ!」と太鼓判を押すほどリアルな、巨大鯨が人間に襲い掛かるシーンが披露された。
メルヴィルの名著「白鯨」の裏に隠された衝撃の実話を描いたノンフィクションを基にした本作は、「鯨油」が貴重な資源だった19世紀を舞台に、「鯨油」を求めて港を後にしたエセックス号の乗組員たちが、太平洋沖4,800キロメートルの“死の海域”で巨大なマッコウクジラに立ち向かうさまを活写する。メガホンを取ったのは『ビューティフル・マインド』などの名匠ロン・ハワード。
「怪物は実在するのか?」。印象的な問いがその後の恐怖を予感させる映像では、荒れ狂う海とそこに潜む“怪物”が、人間に牙をむく様子が映し出される。一等航海士オーウェン・チェイスを演じたクリス・ヘムズワースが「まるで戦争だ。危険に満ちた命懸けの旅だよ」と語るように、80トンにも及ぶ巨大鯨が迫り来て、尾びれで人間を一蹴、頭突きで母船を転覆させる様子は鳥肌ものだ。
2013年に太平洋横断に挑み、鯨に船を転覆させられた辛坊キャスターは、この映像に「太平洋でマッコウクジラに船を沈められた私が言うんだから間違いない。『この映画は本物だ!』」とそのリアルさを強調。「想像してほしい。もしあなたがエセックス号の乗組員だったらどう生き延びるか? この映画が語るのは、『生きる』事の本質だ」と熱いコメントを寄せている。(編集部・吉田唯)
映画『白鯨との闘い』は1月16日より新宿ピカデリーほか全国2D / 3D同時公開