新作スター・ウォーズに監督出身高校の先生がモデルのキャラが登場していた!
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手掛けたJ・J・エイブラムス監督が、同作に登場するマズ・カナタは自分が卒業した高校の先生をモデルにしていると The Palisadian-Post に明かした。
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12月18日に公開された人気SFシリーズの、新3部作の幕開けを飾った本作には、エイブラムス監督の恩師をベースとしたキャラクターが登場していた。これは同監督が、高校時代を過ごした米ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズの地元紙 The Palisadian-Post に明かしたもので、出身校であるパリセーズ・チャーター高校の英語教師、ローズ・ギルバートさんがモデルになっているという。
エイブラムス監督はインタビューで、「マズ・カナタは素晴らしい教師であるローズ・ギルバートをモデルにしているよ。『スター・ウォーズ』はもちろんファンタジーなんだけど、できるだけリアルだと感じられるものに僕らはしたかった。かなり早めの段階で僕はローズの名前を出したよ」と語っている。
生徒たちから“ママG”のあだ名で親しまれ、マズ・カナタを彷彿とさせる大きな眼鏡をかけていたローズ先生は、パリセーズ・チャーター高校が開校した1961年から教鞭をとり、2013年に94歳で退職を発表したときには全米で最年長の常勤教師の一人だったと同紙は報じている。退職を発表したときにも3つのクラスを受け持ち、51年間同じ教室で教えていたといい、エイブラムス監督だけでなく本作の美術部門を担当したリック・カーターも“ママG”の教え子だという。
残念ながらローズ先生は2013年12月に95歳で亡くなっており、自身がモデルとなったキャラクターをスクリーンで観ることはできなかったが、2014年にローズ先生を偲んで行われた学校のセレモニーにリックとともに出席したというエイブラムス監督は、「(セレモニーで)彼女のフォースと不屈の精神を感じて圧倒されたよ」とインタビューで答えている。(編集部・海江田宗)