『スター・ウォーズ』全シリーズに出演!C-3PO俳優が振り返る時間旅行
映画『スター・ウォーズ』シリーズ全作品で金色のドロイドC-3PO役を務めるイギリス人俳優のアンソニー・ダニエルズが、最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(全国公開中)と、40年以上にわたって付き合ってきたC-3POの魅力を語った。
1970年代当時、デザイナーの故ラルフ・マッカリーの手掛けた、C-3POのオリジナルのコンセプトデザインに魅了され、現在ではシリーズ全7作品に出演する唯一の俳優となったアンソニー。『スター・ウォーズ』は自分の「運命のようなもの」だといい、C-3POについて「彼の顔は、考えているような、心配しているような、不安がっているような印象を与える顔です。彼はいつも不安がっていますからね」と語る。
その上で、C-3POが長くファンの共感を得ている理由を、「彼の中に自分自身を見ることができるからでしょう。彼は好きではないことを隠したりしませんし、家に帰りたければ帰りたいときちんと口に出来ますからね」と分析。そして、C-3POとしてシリーズに参加してきた過去を「本物の時間旅行」と振り返った。
「タイムトラベルができるキャラクターに選ばれるというのがわたしの運命だった。そんなわけで、こうして戻ってきたわけです」と付け加えたアンソニーは、『フォースの覚醒』のC-3POについて、「ほぼ人々の記憶にあるままの姿で戻ってきます。ちょっとした微妙な差異はありますけどね」と証言。その差異……ファンの間でさまざまな憶測を呼んだ赤い左腕については、「かなり野蛮な赤で、さびていて、血紅色です。C-3POは純正主義者なので、気に入っていないと思いますよ」と語り、笑みを浮かべた。
また本作には、C-3POの長年の相棒R2-D2に加え、新ドロイドのBB-8が登場。「わたしを完全に驚かせたもの」というBB-8についてアンソニーは「ごめんよR2、口惜しいだろうね」と語ると、「あれは一番愉快なキャラクターですよ。おそらく人々はBB-8に心を奪われるでしょう。BB-8とシーンを共にする役者は気をつけた方がいいですよ」と感情豊かな新しい仲間を称賛した。(編集部・入倉功一)