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『ヘイトフル・エイト』キャストが不思議に思うタランティーノの撮影現場

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カート・ラッセル
カート・ラッセル

 クエンティン・タランティーノの待望の新作西部劇『ヘイトフル・エイト』(2月27日~日本公開)について、カート・ラッセルティム・ロスマイケル・マドセンウォルトン・ゴギンズデミアン・ビチルが語った。

【動画】『ヘイトフル・エイト』予告編

クエンティン・タランティーノ
ティム・ロス

 本作の舞台は南北戦争後のワイオミング。猛吹雪に遭遇した2人の賞金稼ぎと女囚人、さらに道中で出会った保安官と女囚人の仲間のカウボーイらを巻き込んだ8人の人間模様を描いた西部劇。

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クエンティン・タランティーノ
ウォルトン・ゴギンズ

 ウォルトンは今作では目を見張る活躍をする。「僕も随分長い間俳優をやってきたが、僕のキャリアが本格的に始動したのはテレビシリーズ『ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~』だった。長い間俳優でいれば、評価に値する幾つかの作品に参加し、いつかクエンティンのような監督と仕事ができ、このような演技派たちとも共演できると信じていた。共演者は僕にとってはスターで、今は彼らを友人と呼べることを誇りに思う」と語ると、これまでにもタランティーノ監督とタッグを組んできたティムは「もちろん、クエンティンとの仕事は熱意が溢れてくるが、不思議に思うこともある。彼のセットでは他の作品とは全く異なった出来事が常に起こるんだ」と明かした。

クエンティン・タランティーノ
デミアン・ビチル

 実生活でもカウボーイの人生を送ってきたカートは「現在も撮影の行われたコロラドから車で数時間離れた所に住んでいるため、撮影現場の環境も(寒いが)僕にとっては心地よかった。カウボーイ生活は僕の人生の一部だね」と語り、さらに出演経緯については「実は(2年前に今作の)脚本の流出があったことで、その脚本の朗読劇を行うという話をクエンティンから電話で受けた。その2、3か月後に彼が今作の撮影を決定した」と振り返った。

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クエンティン・タランティーノ
マイケル・マドセン

 映画内での独特なアクセントについて、デミアンは「声の太さは、ある意味メキシコ版マイケル・マドセンだね(笑)」と答え、さらに「リハーサルはまるで舞台劇で、僕自身も舞台俳優として仕事をしてきたから、そんな状況でも心地よく仕事ができた。リハーサルでいろいろ試す共演者を見ていて、特等席に座っている感覚だった」と続けた。また、タランティーノの演出方法について、マイケルは「ただ、自分たちが演じたいように演じられる無秩序な状態ではない。彼は船の船長だ。もし彼が気に入らなければ、当然自分のアイデアで演じた演技もやめなければいけない。でも、彼は僕らに演技上で何かを試す猶予を与えてくれる」と語った。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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