『アベンジャーズ』監督、マーベルと決別宣言
マーベルヒーローが集結した映画『アベンジャーズ』シリーズや、テレビドラマ「エージェント・オブ・シールド」などを手掛けてきたジョス・ウェドン監督が、今後マーベル作品に携わらないことを明かし、事実上のマーベルとの決別宣言をした。
オックスフォード大学のディベート団体オックスフォード・ユニオンが主催する講演会に参加したウェドン監督は、「僕が映画分野の第2段階に進もうと思っていたときにも、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に集中しなければならなかった。だからこれが終わったときに、やめようと思っていたんだ。僕はきれいさっぱり関係を断ったんだ」とコメント。昨年7月に公開された『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が、彼の最後のマーベル作品になることを示した。
しかしマーベルとの仲は良好のよう。ウェドン監督は「仲たがいしたわけではないよ。僕がこれ以上はもうできないと思っただけだからね」と説明。今もマーベルとの友情は続いていると強調していた。
今後については「自分のことだけにとどまらず、どんな小さなことでも挑戦していくことが大事だと思う」と意気込み。新たなチャレンジへの期待に胸を膨らませている様子を見せている。ウェドン監督は、昨年7月に開催されたコミコン・インターナショナルでビクトリア朝が舞台の女性版バットマンをイメージした漫画を執筆したいと語っていた。(編集部・井本早紀)