『マイティ・ソー』クリヘム、巨大鯨と壮絶バトル!『白鯨との闘い』本編映像
捕鯨船エセックス号を襲った衝撃の実話を描いた映画『白鯨との闘い』の本編映像が公開され、主人公を演じた『マイティ・ソー』シリーズなどで知られるクリス・ヘムズワースが、銛(もり)で巨大鯨に立ち向かう大迫力シーンが披露された。
メルヴィルの名著「白鯨」の裏に隠された衝撃の実話を描いたノンフィクションを基にした本作は、「鯨油」が貴重な資源だった19世紀を舞台に、「鯨油」を求めて港を後にしたエセックス号の乗組員たちが、太平洋沖4,800キロメートルの“死の海域”で巨大なマッコウクジラに立ち向かうさまを活写する。『ビューティフル・マインド』などの名匠ロン・ハワードが、大迫力の映像と共に人間ドラマを紡ぎ出した。
熟練の航海士オーウェン・チェイス(クリス)が視線を向けた先には、派手な波しぶきをあげて暴れる巨大な鯨が……。不穏な音楽と共に始まる同映像は、劇中で人間と巨大鯨が初対決するシーンを切り取ったもの。「挑発してるのか?」という乗組員の言葉のように、鯨は徐々に船との間合いを詰める。そして、ついに対決の時が。オーウェンが投げつけた大きな銛をものともせず船を襲い、転覆させようとする鯨がもたらす恐怖が、克明に映し出される。
海のリアルな映像が作品の要にもなっている本作だが、ハワード監督はその秘訣を「やっぱり本物の映像にはそれだけの迫力と説得力がある。だから可能な限り海に出て実際に撮影は行ったんだ。その分危険は伴うけれど、可能な限りは実写を使っているよ」と語っている。
さらに、強大な敵として主人公たちの前に現れる鯨は、綿密なリサーチを重ねた上でテクノロジーを活用した。「僕らは、海洋学者も雇ったし、海洋生物学者もいたし、そのためにチームを作って、CGIが本物に見えるように努力した。相当なリサーチもしたから、鯨がどうやって見えるのかには自信があるんだ」。実際に鯨が迫り来るような、魅力的な映像表現にも注目だ。(編集部・吉田唯)
映画『白鯨との闘い』は1月16日より新宿ピカデリーほか全国2D / 3D同時公開