アル・パチーノ主演の名作『狼たちの午後』が舞台化!
1972年に米ニューヨークのブルックリンで実際に起きた強盗事件を題材にしたアル・パチーノ主演の名作映画『狼たちの午後』の舞台化を米ワーナー・ブラザーズが7日(現地時間)に発表した。
アル・パチーノ演じる主人公ソニーが「アッティカ! アッティカ! リメンバー! アッティカ!」と大衆をあおるシーンが印象的な本作。無計画に銀行を襲い、篭城せざるをえなくなったソニーとサル(故ジョン・カザール)の二人組強盗だったが、警官隊に包囲される中で強盗と人質の間に特異な連帯感が芽生え始める。実話をもとに故シドニー・ルメット監督が当時のアメリカ社会の構図を浮き彫りにした本作は、アメリカ国内だけでなく日本でも高い評価を獲得した。
ブロードウェイで上演予定の同舞台だが、上演時期や監督、キャストなどの情報は未発表。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『脳内ニューヨーク』などに出演し、俳優としても活躍する脚本家スティーヴン・アドリー=ギアギスが舞台化の脚本を担当する。スティーヴンは、脚本を担当した舞台「ビトゥイーン・リバーサイド・アンド・クレイジー(原題)/Between Riverside and Crazy」で2015年のピューリッツァー賞戯曲部門の受賞を果たしている。(編集部・海江田宗)