最低映画を決めるラジー賞候補が発表!『ピクセル』『ジュピター』など4作品が最多6ノミネートの混戦!
昨年1年間の最低映画を決定するラジー賞こと第36回ゴールデンラズベリー賞のノミネーションが、第88回アカデミー賞候補の発表を翌日に控えた現地時間13日に発表され、日本のゲームキャラが登場する『ピクセル』や『マトリックス』を手掛けたラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督の最新作『ジュピター』など、4作品が最多6ノミネートを記録した。
最多ノミネートを獲得したのは、『ピクセル』『ジュピター』『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』の4本。全作品が最低映画賞の候補に選ばれており、どの映画がこの混戦を制して最多受賞作品となるのかに注目だ。
演技賞では、『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のジョニー・デップが、ラジー常連のアダム・サンドラーと共に最低男優賞にノミネート。また、昨年アカデミー賞主演男優賞と主演女優賞に輝いたエディ・レッドメインとジュリアン・ムーアがそろって最低助演男優賞と最低助演女優賞候補に選ばれている。
一方、ラジー賞を手にした後で見事に成功を収めた人々に与えられる、ラジー名誉挽回賞(ラジーの救い手賞)には、これまで同賞の常連だったM・ナイト・シャマラン監督(『ヴィジット』)とシルヴェスター・スタローン(『クリード チャンプを継ぐ男』)がそろってノミネートされた。
第36回ゴールデンラズベリー賞授賞式は、アカデミー賞授賞式の前日、現地時間2月27日に米ロサンゼルスで開催される。(編集部・入倉功一)
ノミネート作品は以下のとおり。
■最低映画賞
『ファンタスティック・フォー』
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
『ジュピター』
『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』
『ピクセル』
■最低男優賞
ジョニー・デップ 『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
ジェイミー・ドーナン 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
ケヴィン・ジェームズ 『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』
アダム・サンドラー 『靴職人と魔法のミシン』&『ピクセル』
チャニング・テイタム 『ジュピター』
■最低女優賞
キャサリン・ハイグル 『ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪』
ダコタ・ジョンソン 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
ミラ・クニス 『ジュピター』
ジェニファー・ロペス 『ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑』
グウィネス・パルトロー 『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
■最低助演男優賞
チェヴィー・チェイス 『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式2』
ジョシュ・ギャッド 『ピクセル』&『ベストマン -シャイな花婿と壮大なる悪夢の2週間-』
ケヴィン・ジェームズ 『ピクセル』
ジェイソン・リー 『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:ザ・ロード・チップ(原題)/ Alvin and the Chipmunks: The Road Chip』
エディ・レッドメイン 『ジュピター』
■最低助演女優賞
ケイリー・クオコ 『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:ザ・ロード・チップ(原題)』&『ベストマン -シャイな花婿と壮大なる悪夢の2週間-』
ルーニー・マーラ 『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』
ミシェル・モナハン 『ピクセル』
ジュリアン・ムーア 『セブンス・サン(原題) / Seventh Son』
アマンダ・セイフライド 『クーパー家の晩餐会』&『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』
■最低リメイク、パクリ、続編映画賞
『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:ザ・ロード・チップ(原題)』
『ファンタスティック・フォー』
『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式2』
『ムカデ人間3』
『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』
■最低スクリーンコンボ賞
“ファンタスティック”たち全員 『ファンタスティック・フォー』
ジョニー・デップとのり付けした口ヒゲ 『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
ジェイミー・ドーナン&ダコタ・ジョンソン 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
ケヴィン・ジェームズとセグウェイ、またはのり付けした口ヒゲ 『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』
アダム・サンドラーとあらゆる靴 『靴職人と魔法のミシン』
■最低監督賞
アンディ・フィックマン監督 『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』
トム・シックス監督 『ムカデ人間3』
サム・テイラー=ジョンソン監督 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
ジョシュ・トランク監督(とアラン・スミシー監督?) 『ファンタスティック・フォー』
ラナ・ウォシャウスキー監督&アンディ・ウォシャウスキー監督 『ジュピター』
■最低脚本賞
『ファンタスティック・フォー』
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
『ジュピター』
『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』
『ピクセル』
■ラジー名誉挽回賞(ラジーの救い手賞)
エリザベス・バンクス(『ムービー43』でラジー作品賞&監督賞を受賞した後、たくさんのヒット作に出演)
M・ナイト・シャマラン監督(万年ラジー賞ノミネートを経て『ヴィジット』を監督)
ウィル・スミス(『アフター・アース』から『コンカッション(原題) / Concussion』に出演)
シルヴェスター・スタローン(ラジー王者から『クリード チャンプを継ぐ男』で賞レース筆頭に)
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