松坂桃李、“お正月あるある”に苦悩 甥っ子にお年玉あげようとするも…
俳優の松坂桃李が16日、都内で行われた映画『パディントン』の舞台あいさつに出席し、“お正月あるある”に苦悩したことを語った。
本作は、全世界3,500万部以上の売り上げを誇るロングセラー児童小説の実写化。英国紳士のスピリットをハートに宿す若きクマのパディントンが、素敵な家と新たな人生を探して訪れた大都会ロンドンで繰り広げる笑いと冒険の感動ストーリー。
日本語吹き替え版でパディントンの声を担当した松坂は、同じく声優を務めた斉藤由貴、三戸なつめと共に登壇すると、「子供向けと思っていらっしゃる方、びっくりすると思います」とあおり、「劇場を出る頃には温かい気持ちになっていると思います」とアピール。また、「パディントンとは肌の色が似ていると思いながらアフレコしていました」とうれしそうに振り返った。
初めての都会暮らしで失敗ばかりのパディントンにちなみ、最近の失敗談を尋ねられた松坂は、正月に甥にお年玉をあげようと思ったものの、お金を用意することを忘れてしまったことを告白。慌てて銀行でおろし、無事にお年玉をあげることはできたそうだが、「(甥は)まだ3歳くらいなんですけど、金額って難しいですよねぇ」としみじみ。
MCが母親でもある斉藤に助言を求めると、斉藤は「うちは……」と言いかけるも、「え? 台所事情をここで……?」と困惑顔で笑いを誘う。しかし、金額こそ明かさなかったが、「あげ過ぎるのは良くないと思いますよ」とキッパリ。松坂も「そうですよね」と同調するが、わざわざ銀行でおろす金額とは……? と視線が集まると、「ご想像にお任せします(笑)」と口をつぐんだ。
一方、台所事情について口外しなかった斉藤だが、鑑賞前の観客にパディントンの名前にまつわるネタばらしをする失態をおかしてアタフタ。「あっ、観る前にこんなこと言っちゃいけなかった! さっきまであんなに内容について絶対言っちゃいけないって話していたのに」とステージ上で猛省する場面も。松坂から「大丈夫です」と優しくなだめられるも、「もうこれ以上何も言わない。ごめんなさい」としおらしくし、観客に笑みをもたらしていた。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『パディントン』は全国公開中