破天荒ヒーロー映画『デッドプール』中国で上映禁止
マーベルコミックスの破天荒ヒーローを実写映画化する新作アクション『デッドプール』の中国における上映が禁止されたと The Hollywood Reporter が報じた。
現地の情報筋によると、上映禁止は、同作の「暴力とヌード、言葉遣い」が問題視されたためだといい、地元メディアも同様に報じている。中国政府の検閲によってハリウッドのR指定映画が再編集されることは珍しくはないが、『デッドプール』の場合は検閲に引っかかるか所を削るとプロットに問題が生じてしまうため、それができなかったと同作の関係者は同サイトに明かしている。
世界第2位の映画マーケットである中国はハリウッドにとっても重要な存在だ。ヒーロー映画でいえば、昨年は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が中国国内だけで興行収入2億4,011万ドル(約288億1,320万円・1ドル120円計算)を稼ぎ出した。一方で、さまざまな理由から上映が中止になる作品も多く、過去には『ダークナイト』『ノア 約束の舟』『ブロークバック・マウンテン』といった作品が上映禁止となっている。『デッドプール』は2月12日より全米公開。日本でも今年中の公開を予定している。(数字は Box Office Mojo 調べ)(編集部・入倉功一)