中井貴一、ユースケ&ピエールの迷走トークに男泣き?
俳優の中井貴一が27日、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW きんぴか」の完成披露試写会に、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧と共に出席。3人での共演がよほどうれしかったのか、ユースケとピエールは終始、迷走トークを繰り広げ、中井は涙を流しながら爆笑、「2人を指名したのは僕ですが、失敗だったな。こんな疲れる舞台あいさつは初めて」とボヤいていた。
オシャレ3人組!中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧
人気作家・浅田次郎の作品をWOWOWが初めて連続ドラマ化した「きんぴか」は、信じていた組織に見捨てられた悪党3人組の活躍を描く人間ドラマ。昔かたぎで不器用なヤクザに中井、政治家の罪をかぶった元政治家秘書にユースケ、政権に反旗を翻した元自衛官にピエールがふんし、金や出世よりも“筋”を通して生きてきた男たちの生きざまを活写する。なお、原作は浅田が25年前に書いた初期作品で、中井とは映画『ラブ・レター』『壬生義士伝』『柘榴坂の仇討』に続き、4度目のタッグとなる。
WOWOW連続ドラマ初主演となる中井は、いきなり、「堺雅人です!」とボケをかますユースケに失笑しながらも、「WOWOWは社会派の作品が多いですが、これまでにないエンターテインメント作品ができた」と平静を保ちながら自信のコメント。ところがユースケの迷走トークはどんどん加速し、その勢いはピエールにも乗り移る。「今日はWOWOW加入者の皆さんにたくさん来ていただいて。ワウワーって言うんですかね?」とピエールがふざけ始め、ユースケも「ワウワウワーじゃない?」と追随。するとピエールは、「イナバウアーみたいだな」とトドメを刺し、中井と会場は爆笑した。
終始、笑いの絶えないトークの中、作品についても3人はしっかりアピール。ユースケは、「思った以上の作品ができた。冗談抜きに2、3、映画化、そしてシーズン5と、ライフワークになると、この2人にまた会える。それくらい楽しい現場だった」とニッコリ。ピエールも、「最後まで観ると、(視聴者側も)この3人と別れるのが寂しいと思う作品。ド真ん中の娯楽作品を作ったので、肩肘張らずに正面から楽しんでほしい」とアピールした。
そして最後に座長の中井は、「最後にわかったことが1つ。地上波で『きんぴか』をドラマ化する時は、佐藤浩市、照英、そしてココリコの田中くん」と、3人納得? のキャスティング案を披露し、喝采を浴びていた。(取材:坂田正樹)
WOWOW「連続ドラマW きんぴか」は2月13日放送スタート 毎週土曜よる10時(全5話)第1話無料放送