ハゲのジョニデ…こ、こわすぎ~!背筋凍る『ブラック・スキャンダル』本編映像が公開
ジョニー・デップが主演を務めた映画『ブラック・スキャンダル』の本編映像が公開され、薄毛頭でマフィアのボスにふんしたジョニーが狂気に満ちた熱演を見せる一場面が明かされた。
本作は、1970年代のサウスボストンを舞台にアイリッシュ・マフィアのボス、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー)が幼なじみの二人、FBI捜査官のコノリー(ジョエル・エドガートン)と政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)と手を組み絶大な権力を手にしていく様を描く。彼らの悪事が露見した時、物語は衝撃の結末を迎える。
実話の一部始終を暴き出した本作。ジョニーは役づくりのためにバルジャーのかつての仲間たちと面会するなどして徹底的にリサーチを行った上、薄毛のカツラとカラーコンタクト、数時間かけたメイクで実際のバルジャーになりきった。映像の中でも、普段のジョニーの面影を残さない風貌でゾッとするような怪演を披露している。
公開されたのは、ジョニー演じるバルジャーがギャング仲間やコノリーらと会食をしているシーンだ。バルジャーはコノリーの同僚モリスに“家族の秘密”だという自慢の料理の秘伝レシピを教えるように迫るが、簡単に口を割った彼に向け、冷酷な瞳で恐ろしい持論を繰り広げるのだった。淡々とした口調ながらも、実際に目前にしたら逃げ出したくなるような気迫をたたえるジョニーの演技はまさに迫真。まつ毛の先まで計算しつくされたような表情で観る者の心を凍てつかせる恐ろしさを醸し出している。
ジョニーの演技には各界から絶賛の声が寄せられており、Vシネマの帝王・小沢仁志は、「オレに匹敵するほどの“顔面凶器”と化したジョニー・デップ渾身の演技。更なる高みまで上り詰めた彼を見た」と表現。漫画家の倉田真由美も「どいつもこいつもダメ男だけど、ほんの少し愛せる部分がある。さすが実話! 見たことないジョニデの顔が、じわじわきた」とコメントしている。(編集部・小山美咲)
映画『ブラック・スキャンダル』は1月30日より全国公開