フランスのアカデミー賞は多様性ある結果に セザール賞ノミネーションが発表
フランスのアカデミー賞と言われる第41回セザール賞のノミネーションが発表され、グザヴィエ・ジャノリ監督の『偉大なるマルグリット』とアルノー・デプレシャン監督の『あの頃エッフェル塔の下で』が最多となる11部門でノミネートされた。
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アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている『裸足の季節』と、ジャック・オーディアール監督の『ディーパンの闘い』はそれぞれ9部門でノミネーションを獲得している。
オスカーのノミネーションが多様性に欠けるとして、授賞式をボイコットすることを発表したセレブなどが出てきた中、今年のセザール賞のノミネーションには女性と少数民族が多く含まれている。
監督賞には3人の女性監督がノミネートされているほか、『裸足の季節』はトルコ人女優を起用し、トルコ語で撮影された作品で、『ディーパンの闘い』もスリランカ人俳優がタミル語で出演している。
また、主演女優賞や助演女優賞にはアルジェリア人女優やモロッコ人女優などがノミネートされている。(澤田理沙)