綾野剛『日悪』に中村獅童、YOUNG DAIS、デニス植野、ピエール瀧ら超個性派集結!
綾野剛主演の映画『日本で一番悪い奴ら』に中村獅童、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス)、ピエール瀧ら超個性派キャストが出演することが明らかになった。
日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる「稲葉事件」で“黒い警部”という異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の警部・諸星要一(綾野)が逮捕されるまでの26年間を描く本作。強い正義感を持ちながらも、うだつの上がらない日々を送っていた諸星は、敏腕刑事・村井定夫から「刑事は点数。点数稼ぐには裏社会に飛び込み、S(スパイ)をつくれ」と言われ、“S”を率いてヤバすぎる捜査を進めていく……。メガホンを取ったのは『凶悪』の白石和彌監督。
このたび超個性派ぞろいのキャストが発表され、3人の“S”メンバーには、諸星に極秘情報を提供する暴力団幹部の黒岩勝典役として中村獅童、諸星を慕う山辺太郎役として YOUNG DAIS、中古車販売業者の盗難バイヤーであるパキスタン人のアクラム・ラシード役として植野行雄が名を連ねた。『凶悪』に続いての白石組参加となるピエール瀧が暴力団組織と密接な関係を持つ諸星の先輩刑事・村井を演じるほか、先輩刑事・栗林健司役の青木崇高、関東ヤクザ・加賀谷力役の木下隆行(TKO)、警視庁銃器対策室に属する国吉博和役の音尾琢真、高級クラブのホステス・田里由貴役の矢吹春奈、美人警官・廣田敏子役の瀧内公美、山辺の恋人役の白石糸といったバラエティー豊かな面々が脇を固める。
「えっ公開出来るの? あ~うれしい、ヤバいでしょ!!」(中村)、「今回も悪事を爆笑しながら楽しくやれました」(ピエール)と出演者が語るように、『凶悪』に続き本作も強烈な内容となっている様子。白石監督も「完成を目前にして、とんでもない映画を生み出してしまうことに自分自身が冷静でいられません。撮影直前に瀧さんにお会いした時、『鬼畜監督はやっぱり鬼畜だったね』とニコニコしながら言われました(笑)。光栄です。出演者全ての人が悪者になるように愛情を持って作りました」と語っている。
併せて公開された新ビジュアルと特報映像では、そんな最強キャストたちによる最凶な物語の一端が垣間見える。映像の最後で「みんなは悪いことしたことないんですか?」というセリフを放つ諸星は、一体どんな悪事を行ったのか? スタッフに「本当のパキスタン人にしか見えない」と絶賛された植野が「剛君と撮影中に、ご飯行った時に『この映画を綾野剛の代表作にしたい』と言っていた」と明かしているように、“日本一ワルな警察官”となった綾野の熱演に注目だ。(編集部・吉田唯)
映画『日本で一番悪い奴ら』は6月25日より全国公開