スコセッシ製作のロールス・ロイス社の創設を描いた映画の監督決定!
今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に歌手エイミー・ワインハウスさんを描いた映画『エイミー(原題)』でノミネートされているアシフ・カパディア監督が、マーティン・スコセッシ製作のロールス・ロイス社の創設を描いた新作『シルバー・ゴースト(原題)/ Silver Ghost』でメガホンを取ることになった。The Hollywood Reporter ほか複数メディアが報じている。
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本作は、スコセッシが、映画『ガンジー』の故リチャード・アッテンボロー監督とアンソニー・ハースとともに企画した作品で、アッテンボロー監督の死後、二人が製作を引き継いでいる。ロールス・ロイス社の創業者であるチャールズ・スチュアート・ロールズとフレデリック・ヘンリー・ロイスが、苦悩を経て会社を立ち上げる過程と、世界初のモーター雑誌「ザ・カー・イラストレイテッド」の創刊者ジョン・モンタギュー・ビュリー卿と彼の秘書エレノアとの不倫を交錯させて描くようだ。
今回の決定についてスコセッシは「リチャード・アッテンボロー監督がこの企画を持ち込んできてから、この『シルヴァー・ストーリー』の話に魅了されていて、それが製作されるまでを見ることができることに興奮している。この企画には、素晴らしく、革新的な語り手(フィルムメイカー)が必要で、それが、われわれが選んだアシフ・カパディア監督だ」とコメントしている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)