「西洋ヨガの父」が説いた調和と愛
世界中で多くの人々が愛好するヨガを広めた「西洋ヨガの父」として知られるパラマハンサ・ヨガナンダの生涯を辿る映画『永遠のヨギー ヨガをめぐる奇跡の旅』の日本公開が決定した。
インドに生まれたヨガはなぜ、文化も習慣も超えてこれほど多くの人々に受け入れられているのか? それは偉大なヨギー(ヨガをする者)であるヨガナンダの功績抜きには語れない。人種差別が横行する1920年代のアメリカで、ヨガがもたらす“調和”と“愛”を説くヨガナンダに人々が惹き付けられていく様子を、この映画が描き出していく。
インド独立の父・ガンジーとも交流があり、その生き方と精神がたくさんの人々に受け継がれているヨガナンダ。ザ・ビートルズのジョージ・ハリソンをして「(ヨガナンダの著書)『あるヨギの自叙伝』に出会ってなかったら今の人生はない」と言わしめ、アップル社創業者のスティーブ・ジョブズも自分のiPadに同書をダウンロードして繰り返し読んでいたという。
貴重な映像と多数の著名人の証言や逸話を通して、監督・脚本を共同で担当したアカデミー賞ノミネート歴のあるパオラ・ディ・フローリオ監督とサンダンス受賞歴のあるリサ・リーマン監督が、ヨガナンダの生涯と教えに迫る本作。全世界でロングラン上映中の映画が、日本に上陸する。(編集部・海江田宗)
映画『永遠のヨギー ヨガをめぐる奇跡の旅』はゴールデンウィークにユーロスペースほかで公開