パンダだらけの『カンフー・パンダ3』が初登場1位!
全米ボックスオフィス考
先週末(1月29日~1月31日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ドリームワークス・アニメーションの人気シリーズ『カンフー・パンダ3(原題) / Kung Fu Panda 3』が興行収入4,128万2,042ドル(約49億5,384万5,040円)を稼ぎ出し首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
『カンフー・パンダ3(原題)』は、パンダでカンフーマスターの主人公ポー(ジャック・ブラック)の奮闘をコミカルに描くアニメシリーズ第3弾。ポーの前に、長年消息不明だった父親(ブライアン・クランストン)や新たな敵(J・K・シモンズ)が現れる。ポーがもともと暮らしていたパンダだらけの村が描かれる点も見どころだ。
オープニング興収は第1弾(6,023万9,130ドル・72億2,869万5,600円)および第2弾(4,765万6,302ドル・57億1,875万6,240円)に及ばなかったが、口コミでの評判は上々。3月4日公開のディズニー映画『ズートピア』までほかのアニメ作品は公開されないので、引き続きファミリー層の観客を集めることができそうだ。
ディザスター映画『ザ・ブリザード』は興収1,028万8,932ドル(約12億3,467万1,840円)で4位デビューと振るわず。『ミリオンダラー・アーム』のクレイグ・ギレスピー監督が史上最も不可能な救出ミッションとされる「SSペンドルトン号の救出劇」を映画化した作品で、『スター・トレック』シリーズのクリス・パインが主演を務めた。
同じく初登場のR指定コメディー『フィフティ・シェイズ・オブ・ブラック(原題) / Fifty Shades of Black』も興収590万528ドル(約7億806万3,360円)しか上げられず10位に。タイトル通り、ベストセラー官能小説の実写版として話題を呼んだ『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を黒人キャストでパロディー化した内容となっている。
今週末は、コーエン兄弟監督の下にジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソンら豪華キャストが集ったコメディー『ヘイル、シーザー!』、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」にゾンビ的要素を加えた『プライド・アンド・プレジュディス・アンド・ゾンビーズ(原題) / Pride and Prejudice and Zombies』などが公開される。(編集部・市川遥)
1月29日~1月31日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『カンフー・パンダ3(原題) / Kung Fu Panda 3』
2(1)『レヴェナント:蘇えりし者』
3(2)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
4(初)『ザ・ブリザード』
5(3)『ライド・アロング2(原題) / Ride Along 2』
6(4)『ダーティ・グランパ(原題) / Dirty Grandpa』
7(5)『ザ・ボーイ(原題) / The Boy』
8(6)『フィフス・ウェイブ』
9(7)『13アワーズ:ザ・シークレット・ソルジャーズ・オブ・ベンガジ(原題) / 13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi』
10(初)『フィフティ・シェイズ・オブ・ブラック(原題) / Fifty Shades of Black』