元子役・須賀健太が快楽殺人者役!竜星涼主演で問題作「シマウマ」実写化
漫画雑誌「ヤングキング」で連載中のコミック「シマウマ」が、「獣電戦隊キョウリュウジャー」などの竜星涼主演で実写化されることが発表された。併せて、竜星をはじめ、今回快楽殺人者役で初めて悪役に挑戦した元子役の須賀健太ら出演者のビジュアルが披露された。
累計発刊部数約150万部を超える小幡文生による同作は、恨み代行業者の“回収屋”で繰り広げられる狂騒を描く。竜星が演じる主人公・倉神竜夫は、美人局(つつもたせ)で金稼ぎをしていた時に、誤ってヤクザをターゲットにしてしまったことから日常が一転してしまい、回収屋の“ドラ”として禁断の世界へ足を踏み入れることになる。須賀は、回収屋の一員の猟奇的な快楽殺人者・アカにふんする。
撮影は昨年の4月頃に行われたといい、主演を務めた竜星は「やっと今年、この問題作を世の中に送れるのかと思うと武者震いします」と興奮を隠せない様子。「こんな新しい自分を引き出してくれる役に出会えて幸運です。色々な方に見て頂き、衝撃を受けて欲しいです」と自信をにじませている。
ドラマ「人にやさしく」や映画『ALWAYS』シリーズに出演していた元子役の須賀は、アカという役どころについて「須賀史上最悪キャラです」とコメント。「アカは正直、言葉も行動も理解できないようなサイコキラー……でもなぜかグッとくるカッコよさを持っていました」とその魅力を述べ、「自分の中にない要素を探す高揚感と熱量で振り切って演じさせて頂きました」と初めて挑戦した悪役への思いを熱く語っている。
そのほか、回収屋のボス・シマウマ役に加藤雅也、紅一点のミステリアスな女・キイヌ役に日南響子がふんする。メガホンを取った『探偵はBARにいる』やテレビドラマ「相棒」シリーズなどの橋本一監督は、回収屋のメンバーを「こいつら全員、やる時ゃマジでサディスト。やられる時はどマゾ」(原文ママ)と評し、「血とゲロにまみれた、爽やかな感動青春映画です。ご家族揃ってご覧ください! R指定だけど」とメッセージを寄せている。脚本は、『凶悪』などの高橋泉が手掛けた。(編集部・高橋典子)
映画『シマウマ』は5月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開