『デスノート』続編の主演は東出昌大!池松壮亮、菅田将暉と三つ巴の戦い
2006年に公開された実写映画『DEATH NOTE デスノート』の正統な続編となる映画『デスノート 2016』(今秋公開)のメインキャストとして、東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人が発表された。本作の主人公で、デスノート対策本部特別チームの捜査官・三島創(つくる)を演じる東出は、「もともと原作世代なので、前作の映画も観ていたし、その10年後を演じる意義やプレッシャーも感じます」と心境を明かしつつ、「きっと池松くん、菅田くんと共演できたからこその物語になっていると思います」と自信をのぞかせた。
2006年に藤原竜也と松山ケンイチ共演、前後編の2部作で実写映画化され、名前を書いた人間を死なせることができる死神のノート“デスノート”を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする“キラ”こと夜神月と、世界一の名探偵・Lによる頭脳戦を描いた物語が、現在もなお根強い人気を集めている、大場つぐみと小畑健による大ヒットコミック「DEATH NOTE」。
2015年には日本テレビ系で連続ドラマ化されたことが記憶に新しいが、今回の映画はそれとは別物で、月とLの死から10年後を舞台に、原作に登場しながらも、映画やドラマでいまだ使用されていなかった「6冊ルール」(「人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで」というもの)を採用し、原作者・大場のアイデアを取り入れながら、世界的なサイバーテロが頻発する超高度情報化社会となった現代ならではのオリジナルストーリーが展開する。
月とLの対決から10年、再び死神が地上にデスノートをばらまき、大混乱に陥った世界で、デスノート対策本部特別チームの捜査官を務める主人公・三島創には、「ごちそうさん」でブレイクしてから映画やドラマで引っ張りだこの東出。三島は10年前のキラ事件と月のことを徹底的に調べ上げ、“デスノートヲタク”と呼ばれるほど事件とルールに精通する人物で、その三島と共にデスノートを追う世界的探偵・竜崎には映画『紙の月』などで演技に定評のある池松。そして、三島や竜崎をも翻弄するサイバーテロリスト・紫苑優輝(しえんゆうき)には、auのテレビCMで鬼ちゃんとしても人気の菅田がふんする。
Lが生前に残した遺伝子から生まれたLの正当な後継者である竜崎を演じる池松は「前作から10年を経て、新たな監督スタッフキャストで、前作を超えるべく日々撮影に挑んでいます」と明かし、「松山さんの作り出した歴史に残るLという凄いキャラクターを継承しつつ、やるからにははるかに凌駕するつもりで頑張ります。駄目だったらネットで叩いて下さい」と意気込み。
一方、家族を殺害した男を“キラ”が殺したことから彼を神と崇め、高度なハッキング能力を駆使して、世界中に落とされたデスノートの争奪にいち早く参戦する紫苑役を務める菅田は、もともと原作ファンだったといい、「原作の夜神月とLの戦いから繋がる後半の物語も僕は大好きなので、そこに登場するメロとニアのトリッキーなキャラクターに現代っ子感を少し足したイメージです」と自身のキャラクターについてコメントしている。
メガホンを取るのは、『GANTZ』や『図書館戦争』シリーズなどヒット作を生み出し続ける佐藤信介監督。新たなデザインの6冊のノートと共に、小畑健監修による新たな死神も登場するという。(編集部・中山雄一朗)