松田龍平、妻役の前田敦子に「初めて会った気がしなかった」
松田龍平が8日、都内で行われた映画『モヒカン故郷に帰る』のヒット祈願イベントに出席し、今回夫婦役で初共演した前田敦子の印象を「初めて会った気がしなかった。やりやすかった」と告白した。この日は柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督も出席した。
本作は、妊婦の恋人・由佳(前田)を連れ7年ぶりに故郷の広島に戻ってきたバンドマン・永吉(松田)と、永吉の父(柄本)と母(もたい)、たまたま帰省していた弟(千葉)が不器用にぶつかり合う姿を描くコメディードラマ。
前田は、撮影当初を「松田さんから『カップルの役じゃなく、夫婦になる役だから仲良くしよう』って言ってくださって、人見知りをしていたんですけど、それからすごく(現場に)いやすくなりました。その一言がすごく大きかったです」としみじみ述懐。
千葉も松田と初共演だったそうで、「(僕は)長男なのでお兄さんはいないんですが、今回お兄さんができて本当にうれしかった。撮影の合間もごはんに連れて行ってくれたり、一緒に遊んでもらえて」と振り返ると、松田は「かわいかったですね」とニヤリ。「映画の中でも、そのかわいさがところどころ出ちゃっていると思います」と話していた。
また、前田は、もたいを現場では「まさこ様」と呼んでいたと明かし、「劇中のお母さん同様、優しくいろいろ話しかけてくれて、とても楽しい現場でした」と笑顔を見せる。もたいも「初めて『まさこ様』と呼んでいただいて、とても心地よかった。前田さんは今回の役柄と同じ。突然、スコーンと心に入ってくるような方。嫁姑というより友達のような関係でした」と語った。(取材・文:名鹿祥史)
映画『モヒカン故郷に帰る』は3月26日より広島先行公開、4月9日より全国公開