三浦春馬がドラァグクイーン役!ミュージカル「キンキーブーツ」日本人キャストで初上演
ブロードウェイの人気ミュージカルを日本人キャストで初めて上演する「キンキーブーツ」に小池徹平と三浦春馬がW主演することが明らかになった。小池は倒産寸前の老舗靴工場を継ぐことになった青年チャーリーを、三浦は工場再建に一役買うことになるドラァグクイーンのローラを演じる。
「キンキーブーツ」は、父の急死により靴工場を相続したチャーリーがローラと出会い、保守的な田舎の従業員たちを巻き込みながら、同工場をドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生していくさまをユーモラスに描いた同名イギリス映画のミュージカル化作品。映画版ではチャーリー役をジョエル・エドガートンが、ローラ役をキウェテル・イジョフォーが務めていた。
シンディ・ローパーがパワフルな楽曲を書き下ろしたことも話題となったこのミュージカル版は、2013年のトニー賞で最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞、振付賞など6部門で受賞。三浦は歌にダンスに抜群の存在感を放つローラ役に決まるやニューヨークに渡り、シンディのボイストレーナーからボーカルレッスンを受け、さらにはシンディ本人からも直接アドバイスをもらうという気合の入れようだ。
実際に2013年夏に「キンキーブーツ」をブロードウェイで観劇していたという三浦は「強く憧れた役を演じることができ、とても嬉しくおもいます」と喜びのコメント。「同時に大きなプレッシャーも感じてきていますが、自分が本国の劇場で包まれたミュージカル・キンキーブーツの感動を少しでもお客様に受け渡せるよう、努力して行きます」と真摯に語っており、三浦がどのようなローラを作り上げるのか注目だ。
また、ローラと友情を育むチャーリー役の小池も「豪華なキャストの皆さんと共に、また新たなる自分の発見、そして進化できるように、引き締めて頑張りたいと思います!」と意欲を燃やしている。ヒロインのローレン役にはソニンが決まっているほか、玉置成実などオーディションによって選ばれた実力派が集結している。(編集部・市川遥)
ミュージカル「キンキーブーツ」は7月21日~8月6日まで新国立劇場・中劇場にて、8月13日~8月22日までオリックス劇場にて上演