風間俊介『遊☆戯☆王』に「今こそ恩返しするタイミング」
テレビアニメ化もされた高橋和希による人気漫画「遊☆戯☆王」のその後の物語を描く『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の公開アフレコが10日、都内で行われ、2000年に開始したテレビシリーズから主人公・武藤遊戯の声優を務める風間俊介が同作への思い入れを明かし、「今こそ恩返しするタイミング」と意気込んだ。この日は、海馬瀬人役の津田健次郎ほか、新キャラクターとなるチンピラ百済木軍団のリーダー役のケンドーコバヤシ、手下役のジャングルポケット(おたけ、斉藤慎二、太田博久)も出席した。
『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』超特報
風間は『遊☆戯☆王』シリーズを「全く声優経験のなかった僕が0から教えてもらいながら育てていただいた大切な作品」と感慨深げに振り返ると、「今こそ恩返しするタイミング。しっかり遊戯の声を担当したいです」と意気込みを語った。また、「今回、気弱な少年だった遊戯がすごく成長しています。声の演じ方も少し大人っぽくしようと思っています」と述べると、津田も「かっこよくもとてもユーモラスな海馬の姿が見られると思います」と役どころをアピールした。
バレンタイン直前ということで、同作のキーアイテムである“千年パズル”を模した特大チョコレートも用意され、それぞれがバレンタインの思い出話を披露した。風間は、「以前、姉がチョコレートを作っているときに一緒に作っていたら、僕の方がうまくできちゃったんです。そしたら姉がそのチョコをくれと言って、僕が作った方をどこかの男にあげてしまったんです。それから女性からいただくチョコレートは若干疑うようになりました」と苦笑いで明かした。
ケンコバはオファーをもらった当時を振り返り、「最初に電話でお話をいただいたときは、お湯も沸いて、宅急便も来て、AVも付けっぱなしというてんやわんやなところに電話が鳴り、『遊☆戯☆王』どころじゃない状態だったのですが、その後、喜びをかみしめました」と独特のユーモアを交えて出演の喜びを表現。アフレコでは、一言しかないというおたけのセリフまでどさくさにまぎれて吹き込む始末で、そもそもセリフの少なさから「俺、何のために行くのかな」と思っていたというおたけを激怒させ、会場を盛り上げた。(取材・文:名鹿祥史)
『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は4月23日より全国公開