ベルリン映画祭開幕!ジョージ・クルーニーが美人妻と手つなぎ登場
第66回ベルリン国際映画祭
現地時間11日、第66回ベルリン国際映画祭が開幕し、オープニング映画『ヘイル、シーザー!』に出演しているジョージ・クルーニーが妻のアマルさんとレッドカーペットに登場した。輝く黒のドレスを着たアマルさんの手をひくジョージは、多くのフラッシュを浴びていた。
本作はハリウッドの全盛期を舞台にしたコメディー。映画会社重役のエディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)が、撮影中の映画スター(ジョージ)の失踪や女優(スカーレット・ヨハンソン)の妊娠など、数々のトラブルに対処していくさまを描く。
レッドカーペットに先んじて行われた会見には、ジョージのほか、ジョシュ、チャニング・テイタム、メガホンを取ったジョエル&イーサン・コーエン監督らが出席。エディ・マニックスは実在した人物で、登場人物それぞれにモデルがいるようにも思えるが、監督は必ずしも実話そのままではないという。
まぬけなスターを演じたジョージは、「彼ら(コーエン兄弟)と組むのは4度目だけど、脚本を渡されるたびに『こんなバカになれるだろうか』と思うよ(笑)。とても楽しんでいる」と名トリオならではの発言。そのジョージを往復ビンタするシーンがあるジョシュは、「(クルーニーを殴ることは)誰もがやってみたいと考えることだと思うね。みんなのためにやったよ」と笑わせた。
劇中劇のシーンで見事な歌とタップを6分間にわたって披露しているチャニングには、大きな拍手が送られた。そのほかスカーレットのマーメイド姿などオールスターキャストで見せ場の多い本作は、開幕を飾るにふさわしい華やかなコメディーだった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
第66回ベルリン国際映画祭は2月21日まで開催